問36:法人税のない完全市場で、負債比率が高まるほど株主資本コストが上昇し、WACCは一定に保たれるとする命題を何というか。
- A:MM命題Ⅱ
- B:MM命題Ⅰ
- C:トレードオフ理論
【第36問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。負債比率上昇で株主資本コストが上がりWACCが一定となるのがMM命題Ⅱである。【試験対策】命題Ⅰ(企業価値不変)と区別する。
・B:MM命題Ⅰは企業価値が資本構成に依存しないとする命題である。
・C:トレードオフ理論は法人税・倒産コストを考慮した最適資本構成の理論である。
関連過去問:R1,問22
問37:負債の節税効果と倒産コストのバランスから最適資本構成を説明する理論を何というか。
- A:トレードオフ理論
- B:MM理論
- C:ペッキングオーダー理論
【第37問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。節税効果と倒産コストの均衡で最適構成を説明するのがトレードオフ理論である。【試験対策】法人税・倒産コストを考慮する点がMMとの違い。
・B:MM理論は完全市場では資本構成が企業価値に無関係とする理論である。
・C:ペッキングオーダー理論は資金調達の選好順序を説明する理論である。
関連過去問:R1,問22
問38:情報の非対称性を背景に、企業は内部資金・負債・株式の順に資金調達を好むとする理論を何というか。
- A:MM命題Ⅰ
- B:トレードオフ理論
- C:ペッキングオーダー理論
【第38問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:MM命題Ⅰは企業価値が資本構成に依存しないとする命題である。
・B:トレードオフ理論は節税効果と倒産コストの均衡で最適構成を説明する。
・C:正解はCです。内部資金→負債→株式の調達順序を説明するのがペッキングオーダー理論である。【試験対策】情報の非対称性が背景。
関連過去問:R1,問22
問39:永久負債1,000、法人税率30%を前提とするとき、負債利用による節税価値(タックスシールドの現在価値)はいくらか。
- A:700
- B:1,300
- C:300
【第39問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:700は(1-税率)を掛けた誤り。
・B:1,300は加算するなどの誤り。
・C:正解はCです。永久負債を前提とした節税価値=負債額×法人税率=1,000×0.3=300。【試験対策】これは1期間の節税額(負債×利率×税率)ではなく、永久に続く節税効果の現在価値である点に注意。
関連過去問:R1,問22
問40:株式による資金調達では、企業は利息を支払う義務があるか。
- A:ある
- B:業績次第である
- C:ない
【第40問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:利息の支払義務があるのは負債であり、株式にはない。
・B:利息支払義務は株式には生じないため、業績次第という説明は誤り。
・C:正解はCです。株式は返済不要の自己資本で、配当も利益からの分配であり利息支払義務はない。【試験対策】元本返済・利息が義務づけられる負債と対比する。
関連過去問:R6,問13

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