問16:損益分岐点に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:固定費が増加すると、損益分岐点売上高は低下する。
- B:変動費率が上昇すると、限界利益率も上昇する。
- C:損益分岐点売上高は、固定費に限界利益率を乗じて求める。
- D:固定費の増加や限界利益率の低下は、損益分岐点売上高を上昇させる。
【第16問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】固定費・限界利益率(変動費率)の変化が損益分岐点売上高に与える影響と、その算式を問う。【考え方】損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率という関係から、各要素の変化の影響を確認する。【選択肢解説】固定費が増加すると損益分岐点売上高は上昇するため、低下するとする記述は誤り。
・B
【選択肢解説】変動費率が上昇すると限界利益率は低下するため、上昇するとする記述は誤り。
・C
【選択肢解説】損益分岐点売上高は固定費を限界利益率で割って求めるため、乗じるとする記述は誤り。
・D
【選択肢解説】正しい。固定費の増加や限界利益率の低下は損益分岐点売上高を上昇させる。
関連過去問:R5,問9
問17:営業レバレッジに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:営業レバレッジ度が高い企業は、売上高の変動に対する営業利益の変動が小さい。
- B:固定費の割合が低い企業ほど、営業レバレッジ度は高くなる。
- C:固定費の割合が高い企業ほど営業レバレッジ度は高くなり、売上高の変動が営業利益に与える影響が大きくなる。
- D:営業レバレッジ度は、営業利益を限界利益で割って求める。
【第17問:正解と解説】
正解:C
・A
【論点】営業レバレッジ度と固定費割合の関係、売上高変動が営業利益に与える影響、算式を問う。【考え方】固定費の比重と営業利益の感応度の関係、営業レバレッジ度の算式を確認する。【選択肢解説】営業レバレッジ度が高いほど営業利益の変動は大きくなるため、小さいとする記述は誤り。
・B
【選択肢解説】固定費の割合が高い企業ほど営業レバレッジ度は高くなるため、低い企業ほど高いとする記述は誤り。
・C
【選択肢解説】正しい。固定費割合が高いほど営業レバレッジ度は高く、売上高変動の影響が大きくなる。
・D
【選択肢解説】営業レバレッジ度は限界利益を営業利益で割って求めるため、営業利益を限界利益で割るとする記述は誤り。
関連過去問:R5,問9
問18:直接原価計算と短期利益計画に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:直接原価計算は、原価を変動費と固定費に分け、固定製造原価を期間費用として処理するため、短期利益計画に適している。
- B:直接原価計算による営業利益は、生産量の増減によって変動する。
- C:短期利益計画には、全部原価計算が直接原価計算より適している。
- D:直接原価計算では、固定製造原価を製品原価に含める。
【第18問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】直接原価計算が短期利益計画に適する理由(原価の変動費・固定費分解、固定製造原価の期間費用処理)を問う。【考え方】直接原価計算の特徴と、営業利益が何によって決まるかを確認する。【選択肢解説】正しい。原価を変動費と固定費に分け固定製造原価を期間費用とするため、短期利益計画に適している。
・B
【選択肢解説】直接原価計算の営業利益は販売量によって決まり生産量の影響を受けないため、生産量で変動するとする記述は誤り。
・C
【選択肢解説】短期利益計画にはCVP関係を把握しやすい直接原価計算が適するため、全部原価計算が適するとする記述は誤り。
・D
【選択肢解説】直接原価計算は固定製造原価を期間費用とするため、製品原価に含めるとする記述は誤り。
関連過去問:R5,問9
問19:意思決定会計における原価概念に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:埋没原価とは、意思決定によって金額が変化する原価である。
- B:差額原価は意思決定により変化する原価、埋没原価は意思決定に影響されない過去の原価、機会原価は代替案を選択した場合に得られたはずの利益である。
- C:機会原価とは、実際に現金支出を伴う原価である。
- D:意思決定においては、埋没原価を関連原価として考慮する。
【第19問:正解と解説】
正解:B
・A
【論点】差額原価・埋没原価・機会原価・関連原価の意味と、意思決定における取扱いを問う。【考え方】各原価概念の定義と、意思決定で考慮すべき原価かどうかを確認する。【選択肢解説】意思決定によって金額が変化するのは差額原価であり、埋没原価の説明として誤り。埋没原価は変化しない。
・B
【選択肢解説】正しい。差額原価・埋没原価・機会原価の定義として適切である。
・C
【選択肢解説】機会原価は現金支出を伴わず、代替案を選ばなかったことで失う利益であるため、現金支出を伴うとする記述は誤り。
・D
【選択肢解説】埋没原価は意思決定に影響されないため関連原価として考慮すべきでなく、考慮するとする記述は誤り。
関連過去問:R5,問10
問20:特別注文および自製・外注の意思決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:特別注文の可否は、常に総原価(全部原価)と比較して判断する。
- B:自製・外注の意思決定では、回避できない固定費も判断に含める。
- C:遊休生産能力がある場合の特別注文では、固定費の増加を必ず見込む。
- D:遊休生産能力がある場合の特別注文の可否は、追加的に発生する差額収益と差額原価を比較して判断する。
【第20問:正解と解説】
正解:D
・A
【論点】意思決定における差額原価の考え方(特別注文・自製外注)と、回避可能固定費・遊休能力の扱いを問う。【考え方】意思決定で比較すべきは差額であり、回避不能な固定費や既存の遊休能力の扱いを確認する。【選択肢解説】特別注文の可否は追加的に生じる差額で判断するため、常に総原価と比較するとする記述は誤り。
・B
【選択肢解説】回避できない固定費はどちらの案でも発生し差が生じないため判断に含めるべきでなく、含めるとする記述は誤り。
・C
【選択肢解説】遊休生産能力の範囲内であれば固定費は追加的に増加しないため、必ず増加を見込むとする記述は誤り。
・D
【選択肢解説】正しい。遊休生産能力がある場合の特別注文は、差額収益と差額原価を比較して判断する。
関連過去問:R5,問10

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