重要度:A 論点:需要の価格弾力性と総収入
問1:需要の価格弾力性が1である点で価格がわずかに上昇した場合、総収入はどうなるか。
- A:総収入は不変である
- B:総収入は増加する
- C:総収入は減少する
【第1問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。弾力性が1(単位弾力的)なら価格上昇率と需要量の減少率が等しく、価格×数量の総収入は不変。総収入が最大となる点。【試験対策】弾力性1=総収入最大・不変、>1で値下げが総収入増、<1で値上げが総収入増。
・B:総収入が増加するのは弾力性が1より小さい(非弾力的)場合であり、弾力性1では不変である。
・C:総収入が減少するのは弾力性が1より大きい(弾力的)場合であり、弾力性1では不変である。
関連過去問:基礎知識
重要度:B 論点:規模に関して収穫不変
問2:生産関数が「規模に関して収穫不変」であるとき、生産要素を2倍に投入すると生産量はどうなるか。
- A:4倍になる
- B:2倍未満になる
- C:2倍になる
【第2問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:投入2倍で生産量4倍になるのは収穫逓増(規模の経済)であり、収穫不変ではない。
・B:投入2倍で生産量が2倍未満なのは収穫逓減であり、収穫不変ではない。
・C:正解はCです。規模に関して収穫不変とは、すべての要素をある比率で増やすと生産量も同じ比率で増える性質で、投入2倍なら生産量も正確に2倍。【試験対策】収穫不変=投入比=産出比。逓増(2倍超)・逓減(2倍未満)と区別。
関連過去問:基礎知識
重要度:A 論点:完全競争の利潤最大化条件
問3:完全競争市場において、利潤が最大化される生産条件として最も適切なものはどれか。
- A:価格=平均可変費用
- B:限界費用=価格(P=MC)
- C:総収入=総費用
【第3問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:価格=平均可変費用は操業停止点を示すもので、利潤最大化の条件ではない。
・B:正解はBです。完全競争では価格=限界収入のため利潤最大化条件MR=MCがP=MCに帰着する。【試験対策】完全競争の利潤最大化=P=MC。操業停止点(P=AVC)・損益分岐点(TR=TC)と区別。
・C:総収入=総費用は利潤ゼロの損益分岐点を示すもので、利潤最大化の条件ではない。
関連過去問:基礎知識
重要度:A 論点:逆選択
問4:情報の非対称性がある場合に、質の低い財ばかりが市場に残ってしまう現象を何と呼ぶか。
- A:シグナリング
- B:モラルハザード
- C:逆選択
【第4問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:シグナリングは情報を持つ側が情報を発信して逆選択を緩和する対応策であり、現象そのものではない。
・B:モラルハザードは契約後に一方が怠慢などの行動をとる問題で、契約前の質に関する逆選択とは異なる。
・C:正解はCです。逆選択は情報の非対称性の下で質の良い財の供給者が退出し質の低い財が残る現象で、中古車のレモン問題が典型。【試験対策】契約前の質の問題=逆選択、契約後の行動=モラルハザード。
関連過去問:R4,問21
重要度:A 論点:無差別曲線の凸性
問5:無差別曲線が原点に対して凸である主な経済学的理由はどれか。
- A:限界代替率が逓減するため
- B:限界効用が一定であるため
- C:消費者が合理的であるため
【第5問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。無差別曲線が原点に凸なのは限界代替率逓減の法則によるもので、一方の財が増えるほど手放してよい他方の量が減ることを反映する。【試験対策】凸性=限界代替率逓減。
・B:限界効用が一定なら無差別曲線は直線となり、原点に凸の形状にはならない。
・C:消費者の合理性は分析の前提条件であって、曲線の凸性という形状を直接説明するものではない。
関連過去問:R3,問15

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