問26:他人の物を占有する者がその物に関する債権の弁済まで返還を拒める権利を何というか。
- A:質権
- B:先取特権
- C:留置権
【第26問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:質権は物を占有し弁済まで留置できる約定担保であり、法律上当然に生じる留置権とは異なるため誤り。
・B:先取特権は法律上当然に成立し優先弁済を受ける権利であり、返還を拒む留置権とは異なるため誤り。
・C:正解はCです。留置権は他人の物を占有する者がその物に関する債権の弁済まで返還を拒める法定担保。【試験対策】占有を移す約定担保の質権と区別する。
関連過去問:R3,問18
問27:故意または過失により他人の権利・利益を侵害し損害を与えることを何といい、その効果は何か。
- A:債務不履行であり、加害者は契約解除される
- B:不法行為であり、加害者は損害賠償責任を負う
- C:契約不適合であり、加害者は代金減額される
【第27問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:債務不履行は契約上の義務の不履行であり、契約関係を前提としない不法行為とは異なるため誤り。
・B:正解はBです。不法行為は故意・過失により他人の権利・利益を侵害し損害を与えることで、加害者は損害賠償責任を負う。【試験対策】民法は契約関係だけでなく不法行為も規律する。
・C:契約不適合は売買の目的物の契約適合性の問題であり、不法行為とは異なるため誤り。
関連過去問:R6,問24
問28:被用者が事業の執行について第三者に損害を与えた場合に使用者が負うことがある責任を何というか。
- A:使用者責任
- B:契約不適合責任
- C:無権代理の責任
【第28問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。使用者責任は被用者が事業の執行について第三者に損害を与えた場合に使用者が負うことがある責任で、被用者の選任・監督に関する責任。【試験対策】使用者責任を押さえる。
・B:契約不適合責任は売買の目的物の契約適合性に関する責任であり、被用者の加害についての使用者責任とは異なるため誤り。
・C:無権代理の責任は代理権のない者の行為に関する責任であり、被用者の加害についての使用者責任とは異なるため誤り。
関連過去問:R6,問24
問29:真意でないと自分で知りながらする意思表示を何というか。
- A:錯誤
- B:心裡留保
- C:通謀虚偽表示
【第29問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:錯誤は重要な勘違いに基づく意思表示であり、真意でないと知りながらする心裡留保とは異なるため誤り。
・B:正解はBです。心裡留保は真意でないと自分で知りながらする意思表示。【試験対策】錯誤(勘違い)・通謀虚偽表示(相手方と通じる)と区別する。
・C:通謀虚偽表示は相手方と通じてする虚偽の意思表示であり、単独でする心裡留保とは異なるため誤り。
関連過去問:R3,問19
問30:債務不履行の類型のうち、履行が不可能になることを何というか。
- A:不完全履行
- B:履行遅滞
- C:履行不能
【第30問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不完全履行は履行はされたが不完全であることであり、履行が不可能になる履行不能とは異なるため誤り。
・B:履行遅滞は履行期を過ぎても履行しないことであり、履行が不可能になる履行不能とは異なるため誤り。
・C:正解はCです。履行不能は履行が不可能になること。【試験対策】履行遅滞(履行期を過ぎても履行しない)・不完全履行と区別する。
関連過去問:R3,問19

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