経営情報システム ③初級編_データベースとSQL1問〜5問

問1:複数のテーブルにデータを分散して管理し、データの重複を排除しながら整合性を保つシステムの総称として最も適切なものはどれか。

  • A:スプレッドシート(表計算ソフト)
  • B:ワードプロセッサ
  • C:データベース管理システム(DBMS)
  • D:メールシステム
  • E:プレゼンテーションソフト
【第1問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:不適切:スプレッドシートは表形式でデータを扱えますが、複数テーブルの関係管理・整合性維持といったDBMSの機能は持ちません。
・B:不適切:ワードプロセッサは文書作成・編集を目的としたソフトウェアであり、データベース管理とは異なります。
・C:適切:DBMS(Database Management System)はデータの定義・操作・管理を行うシステムであり、複数テーブルの整合性維持・重複排除・効率的な検索を実現します。
・D:不適切:メールシステムは電子メールの送受信・管理を行うものであり、汎用的なデータベース管理システムとは異なります。
・E:不適切:プレゼンテーションソフトはスライド作成ツールであり、データベース管理システムとは全く異なります。


問2:リレーショナルデータベース(RDB)において、各行(レコード)を一意に識別するために設定される列を何というか。

  • A:外部キー(Foreign Key)
  • B:候補キー(Candidate Key)
  • C:複合キー(Composite Key)
  • D:主キー(Primary Key)
  • E:インデックス(Index)
【第2問:正解と解説】

正解:D
【解説】
・A:不適切:外部キーは別のテーブルの主キーを参照することでテーブル間の関係を定義するキーであり、行の一意識別が主目的ではありません。
・B:不適切:候補キーは主キーとなりうる列の集合を指しますが、実際に設定されたものを主キーと呼び区別します。
・C:不適切:複合キーは複数の列を組み合わせて一意識別に使うキーですが主キーの一形態であり主キー(Primary Key)が正式名称です。
・D:適切:主キー(Primary Key)はテーブル内の各行を一意に識別するための列であり、NULL値は許容されず重複も禁止されます。診断士試験でも最頻出のデータベース概念です。
・E:不適切:インデックス(索引)は検索速度を向上させるための補助的な仕組みであり、行の一意識別を保証する主キーとは役割が異なります。


問3:あるECサイトの注文テーブルに顧客IDという列がある。この列は顧客テーブルの主キーを参照しており、顧客テーブルに存在しない顧客IDを注文テーブルに登録できないよう制約している。この顧客ID列の役割として最も適切なものはどれか。

  • A:主キー(Primary Key)
  • B:外部キー(Foreign Key)
  • C:ユニーク制約(UNIQUE制約)
  • D:NOT NULL制約
  • E:CHECK制約
【第3問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:不適切:主キーは同じテーブル内で行を一意識別するためのキーです。顧客IDが注文テーブルの各行を一意に識別しているわけではなく別テーブルを参照している点が異なります。
・B:適切:外部キー(Foreign Key)はあるテーブルの列が別テーブルの主キーを参照し参照整合性を保証する仕組みです。存在しない顧客IDの登録を防ぐことでデータの整合性を維持します。
・C:不適切:UNIQUE制約は同一テーブル内での重複値を禁止する制約であり他テーブルの主キーを参照する機能はありません。
・D:不適切:NOT NULL制約はその列がNULL値を持てないことを定義する制約であり他テーブルとの参照関係を定義するものではありません。
・E:不適切:CHECK制約はある列の値が特定の条件を満たすかを検証する制約であり他テーブルの主キーを参照する機能はありません。


問4:データの冗長性(重複)を排除し、更新時の不整合を防ぐために、テーブルを適切な形に分解する設計手法を何というか。

  • A:暗号化
  • B:インデックス作成
  • C:バックアップ
  • D:トランザクション処理
  • E:正規化
【第4問:正解と解説】

正解:E
【解説】
・A:不適切:暗号化はデータを第三者に解読されないよう変換するセキュリティ技術であり、テーブル構造の最適化とは異なります。
・B:不適切:インデックス作成は検索速度を向上させるための補助的な仕組みであり、冗長性の排除を目的とする正規化とは異なります。
・C:不適切:バックアップはデータの複製を別場所に保管する可用性確保の手法であり、テーブル設計の最適化とは異なります。
・D:不適切:トランザクション処理はデータの一貫性・原子性を確保するための処理単位の管理であり、テーブル構造の分解手法(正規化)とは異なります。
・E:適切:正規化(Normalization)はデータの冗長性を排除し更新異常を防ぐためにテーブルを分解する設計手法です。第1〜第3正規形が代表的であり診断士試験でも頻出論点です。


問5:リレーショナルデータベースでデータを操作するための標準的な言語として最も適切なものはどれか。

  • A:HTML(HyperText Markup Language)
  • B:CSS(Cascading Style Sheets)
  • C:Python(プログラミング言語)
  • D:SQL(Structured Query Language)
  • E:JavaScript
【第5問:正解と解説】

正解:D
【解説】
・A:不適切:HTMLはWebページの構造を記述するマークアップ言語であり、データベース操作言語ではありません。
・B:不適切:CSSはWebページのスタイルを定義するための言語であり、データベース操作とは無関係です。
・C:不適切:Pythonはプログラミング言語であり、DBと連携できますがRDBを操作する「標準言語」はSQLです。
・D:適切:SQL(Structured Query Language)はリレーショナルデータベースのデータを定義・操作・管理するための国際標準言語です。SELECT・INSERT・UPDATE・DELETEが代表的な操作です。
・E:不適切:JavaScriptはWebブラウザ上で動作するプログラミング言語であり、RDBを直接操作する標準言語ではありません。


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