経営情報システム ①初級編_情報セキュリティ11問〜15問

問11:社内のネットワークとインターネットの境界に設置され、外部からの不正な通信を遮断して社内LANを守る「防火壁」の役割を持つシステムとして、最も適切なものはどれか。

  • A:ルータ
  • B:ファイアウォール
  • C:スイッチングハブ
  • D:NAS
  • E:UPS
【第11問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:不適切:ルータは、異なるネットワーク同士を接続し、データを正しい宛先へ届けるための通信機器です。
・B:適切:文字通り「防火壁(Firewall)」を意味し、あらかじめ設定したルールに基づいて、不審なパケットの通過を拒否するセキュリティシステムです。
・C:不適切:スイッチングハブは、LANケーブルを集約し、同じネットワーク内の複数のPC間でデータを中継する機器です。
・D:不適切:NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに直接接続して共有できる外付けハードディスク(ストレージ)のことです。
・E:不適切:UPS(無停電電源装置)は、停電時に一時的に電力を供給してサーバーを安全にシャットダウンさせるためのバッテリー機器です。


問12:予期せぬ災害やランサムウェア攻撃によってPCのデータが壊れたり消えたりした場合に備えて、データを別のハードディスクやクラウドなどの外部に複製(コピー)して保存しておく対策として、最も適切なものはどれか。

  • A:初期化(フォーマット)
  • B:バックアップ
  • C:デフラグ
  • D:圧縮
  • E:アンインストール
【第12問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:不適切:初期化(フォーマット)は、ハードディスク等のデータをすべて消去して工場出荷時の空の状態に戻す作業です。
・B:適切:トラブル時のデータ復旧(リカバリ)において、最新のバックアップデータを定期的に取っておくことは最も重要です。
・C:不適切:デフラグ(最適化)は、ハードディスク内で断片化して散らばったデータを整理して読み込み速度を速める作業です。
・D:不適切:圧縮は、データの意味を保ったままファイルサイズを小さくする技術のことです。
・E:不適切:アンインストールは、PCから不要なソフトウェアを削除する作業のことです。


問13:企業などで、従業員が個人で所有しているスマートフォンやPCを、会社の許可を得ずに無断で業務(会社のネットワークへの接続など)に利用することによるセキュリティリスクを指す言葉として、最も適切なものはどれか。

  • A:シャドーIT
  • B:BYOD
  • C:テレワーク
  • D:オプトイン
  • E:オープンソース
【第13問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:適切:会社の管理が及ばない(影に隠れた)IT機器やクラウドサービスを業務に使うことで、情報の漏洩やウイルス感染の温床となるリスクのことです。
・B:不適切:BYOD(Bring Your Own Device)は、会社が「正式に許可・管理した上で」個人の端末を業務利用する仕組みを指します。
・C:不適切:テレワークは、ICTを活用して在宅など場所を問わずに働く勤務形態のことです。
・D:不適切:オプトインは、広告メールの配信などにおいて、あらかじめユーザーからの承諾(同意)を得る仕組みのことです。
・E:不適切:オープンソースは、プログラムの設計図(ソースコード)を無償で一般公開し、誰でも改良・再配布できるようにしたソフトウェアのことです。


問14:受信者の同意を得ずに、営利目的などで無差別に大量に送りつけられる、不必要な宣伝や詐欺的な内容を含む電子メールの俗称として、最も適切なものはどれか。

  • A:メーリングリスト
  • B:迷惑メール(スパムメール)
  • C:ビジネスメール
  • D:HTMLメール
  • E:電子署名メール
【第14問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:不適切:メーリングリストは、特定のグループの複数人に一斉にメールを配信する正規の仕組みです。
・B:適切:受け手の迷惑を考慮せず大量送信されるメールであり、フィッシングサイトへの誘導やマルウェア感染を目的としたものが多いため注意が必要です。
・C:不適切:ビジネスメールは、業務上の連絡でやり取りされる正規のメールのことです。
・D:不適切:HTMLメールは、Webページのように文字の色や大きさを変えたり画像を埋め込んだりできる形式のメールです。
・E:不適切:電子署名メールは、送信元の本人確認や改ざん防止のためにデジタル署名を付与した安全性の高いメールです。


問15:パスワードを強化するために、従来の「IDとパスワード(記憶)」だけでなく、さらに「スマートフォンに届くSMSの認証コード(所持品)」や「指紋(生体)」など、異なる種類の認証方法を2つ以上組み合わせてログインさせる仕組みとして、最も適切なものはどれか。

  • A:シングルサインオン
  • B:多要素認証(MFA)
  • C:ソーシャルログイン
  • D:ゲストポート認証
  • E:暗号化キー認証
【第15問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:不適切:シングルサインオンは、1回の認証で複数の異なるシステムやクラウドサービスにログインできるようにする利便性のための仕組みです。
・B:適切:万が一パスワード(1つの要素)が盗まれても、本人のスマートフォン(もう1つの要素)がなければログインできないため、安全性が劇的に高まります。
・C:不適切:ソーシャルログインは、TwitterやLINEなどのSNSアカウントを使って別のWebサイトにログインする仕組みです。
・D:不適切:ゲストポートは、オフィスの来客用に一時的な通信環境を提供する仕組みのことです。
・E:不適切:暗号化キー認証は、鍵ファイルを用いてサーバーに接続する技術的な認証方法です。


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