問11:一般の家庭や企業がインターネットに接続できるよう、回線とインターネットの巨大なネットワーク網を相互に結びつける役割を果たす「インターネット接続事業者」を何というか。
- A:ISP(プロバイダ)
- B:キャリア
- C:ベンダー
- D:インテグレーター
- E:レジストラ
【第11問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切:ISP(Internet Service Provider、通称プロバイダ)は、回線事業者から引き込まれた物理的な線をインターネット網へ繋ぎ込むサービスを提供する会社です。
・B:不適切:キャリア(通信事業者)は、主にドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの物理的な通信回線・インフラ自体を保有している企業を指すことが多いです。
・C:不適切:ベンダーは、IT製品(製品、機器、ソフトウェア)を販売・製造する製造メーカーや販売会社のことです。
・D:不適切:インテグレーター(SIer)は、顧客の要望に応じてシステムを構築・開発する企業の構成員や会社のことです。
・E:不適切:レジストラは、「.com」や「.jp」といったドメイン名の登録申請を受け付け、データベースに登録する権限を持った事業者のことです。
問12:電気信号の代わりに「光の点滅」を利用してデータを転送し、外部からのノイズの影響をほとんど受けず、大量のデータを極めて高速かつ長距離に伝送できる有線の通信回線を何というか。
- A:ADSL回線
- B:ISDN回線
- C:同軸ケーブル回線
- D:光ファイバー回線
- E:アナログ電話回線
【第12問:正解と解説】
正解:D
【解説】
・A:不適切:ADSL回線は、従来のアナログ電話用の銅線(メタル線)をそのまま使い、高周波数の電気信号で高速デジタルデータ通信を行う古い技術です。
・B:不適切:ISDN回線は、アナログの電話線をデジタル化して同時に2本の通信を行えるようにした、過去の有線規格です。
・C:不適切:同軸ケーブルは、テレビのアンテナ線などで使われる、銅線を中心とした電気信号用の有線回線です。
・D:適切:光ファイバー回線(FTTH)は、ガラスやプラスチックの非常に細い繊維の中を光が全反射して進む性質を利用した、現在の高速通信インフラの主軸です。
・E:不適切:アナログ電話回線は、音声(人間の声)の波をそのまま電気の強弱に変えて運ぶ、最も古い通信回線です。
問13:クラウドサービスの提供形態である「SaaS」「PaaS」「IaaS」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:SaaSとはWebブラウザからソフトウェア機能をそのまま利用できる形態であり、ユーザーはデータ管理やアクセス設定のみを担当する(メール・会計ソフト・グループウェア等)
- B:IaaSとはメールやオフィスソフトなど完成したアプリケーションをインターネット経由で提供する形態であり、利用企業は独自のソフト開発が不要になる
- C:PaaSとはOS・ミドルウェア・開発フレームワーク等の基盤環境を提供する形態であり、開発企業はアプリケーションの開発・運用のみに集中でき、インフラ管理の負荷を大幅に削減できる
- D:SaaS・PaaS・IaaSはいずれも契約したクラウド事業者がデータの完全な管理責任と法的責任をすべて負うため、ユーザー企業側でのセキュリティ設定・管理は一切不要である
- E:IaaSとはPCやスマートフォンにインストールして利用するソフトウェアをネットワーク経由で販売するサービスであり、パッケージソフトのオンライン版である
【第13問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:不適切:SaaSの説明自体は正確ですが、ユーザーが担当するのはデータ管理やアクセス権設定であり「アプリケーション管理のみ」という表現が完全に正確ではありません。また本問ではPaaSの正確な説明(Option_C)が最適解です。
・B:不適切:完成したアプリケーションを提供する形態はIaaSではなく「SaaS」の説明です。IaaSは仮想サーバー・ストレージ等のインフラ資源を提供する形態です。
・C:適切:PaaS(Platform as a Service)はOS・ミドルウェア・開発フレームワーク等の基盤環境を提供する形態であり、利用企業はアプリケーションの開発・運用のみに注力でき、インフラ管理の負荷が大幅に軽減されます。
・D:不適切:クラウドサービスでは「責任分担モデル(Shared Responsibility Model)」に基づき、データ管理やアクセス制御などの責任はサービス形態に応じてユーザー企業にも残ります。すべての責任がクラウド事業者に帰属するわけではありません。
・E:不適切:IaaSはパッケージソフトのオンライン販売ではなく、仮想サーバー・仮想ストレージ・仮想ネットワーク等のインフラ資源をネットワーク経由で提供し、ユーザーがOSからアプリまで自由に構成できる形態です。
問14:サーバーに各種リクエスト(「このWebページが見たい」など)を送信し、送られてきたサービスやデータを最終的に受け取ってユーザーに提示する側の端末やソフトウェアを何というか。
- A:ホスト
- B:メインフレーム
- C:プロキシ
- D:クライアント
- E:ストレージ
【第14問:正解と解説】
正解:D
【解説】
・A:不適切:ホストは、ネットワークに接続された1台1台のコンピュータ全般を指すか、あるいは中心的な大型コンピュータを指す言葉です。
・B:不適切:メインフレームは、大企業や金融機関などで大量の基幹データ処理に用いられる巨大な汎用コンピュータのことです。
・C:不適切:プロキシは、クライアントとサーバーの間に立って通信を代理・中継する中間システムです。
・D:適切:クライアント(Client)は、顧客や依頼人という意味に由来し、サーバーに対して機能やデータをリクエストして利用する側のPC、アプリなどを指します。
・E:不適切:ストレージは、写真や各種ファイルを物理的に保存しておくための記憶媒体・ハードディスク装置のことです。
問15:インターネット上のサーバーや共有ストレージにあるファイルを、ネットワーク経由で自分の手元のパソコンやスマートフォンに転送し、保存する操作(行為)を何というか。
- A:アップロード
- B:ダウンロード
- C:ストリーミング
- D:サスペンド
- E:インストール
【第15問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切:アップロードは、自分の手元にあるデータを、インターネット上のサーバー側に送って保存する逆の操作のことです。
・B:適切:ダウンロード(Download)は、インターネットの向こう側(上流)から自分の手元(下流)へファイルを引き落としてローカルに保存する操作です。
・C:不適切:ストリーミングは、動画や音楽をダウンロードしながら、手元の機器で同時に「リアルタイム再生」する通信の視聴方式です(ファイルは保存されません)。
・D:不適切:サスペンドは、PCの作業状態をメモリに保持したまま、一時的に省電力(スリープ)状態にするハードウェアの機能です。
・E:不適切:インストールは、入手したソフトウェアをPCやスマートフォンの中で使える状態に組み込む(展開する)作業のことです。

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