問26:リーダーシップにおける「権限委譲(デリゲーション)」を成功させるために、リーダーが部下に対して行うべき最も重要なフォローアップはどれか。
- A:権限を与えた後は、完全に放置して部下の自律性に任せること
- B:権限を与えた後も定期的なコミュニケーションを維持し、進捗状況の確認と必要なサポートを行うこと
- C:何かトラブルが起きた時に、即座にすべての権限を剥奪すること
- D:部下の仕事の結果を、リーダー自身の手柄として報告すること
- E:部下が失敗した時に、その責任を全面的に部下へ押し付けること
【第26問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:放任(放置)は育成に繋がらず危険であり不適切。
・B:デリゲーションは「丸投げ」ではなく、リーダーが責任を持ちつつ適切なサポートやフィードバックを行うプロセスであり、これが成功の鍵であるため正解。
・C:失敗即奪還は部下の挑戦心を挫くため不適切。
・D・E:これらはリーダーの資質を疑わせ、信頼を失う行動であり不適切。
問27:SL理論(状況適応型リーダーシップ)において、部下の成熟度が中程度の段階でリーダーがとるべき行動はどれか。
- A:指示を減らし、部下の意見を聞いて納得感を引き出す(参加型)
- B:具体的な手順を細かく厳しく指示し続ける(指示型)
- C:完全に権限を譲り、一切口を出さない(委譲型)
- D:部下の悩み相談のみを行い、業務の指導は一切行わない(支援型)
- E:罰則を設けて業務のスピードを強制する(強制型)
,【第27問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:成熟度が中程度(ある程度の能力はあるが自信が不足している等)の部下には、指示だけでなく対話を通じて納得感ややる気を引き出す「参加型」が有効であるため正解。
・B:成熟度が低い部下向けであり不適切。
・C:成熟度が高い部下向けであり不適切。
・D:業務の進捗管理や指導を怠ることは不適切。
・E:強制的なスタイルはSL理論の推奨から外れるため不適切。
問28:リーダーシップにおける「M機能」を強化するための具体的な行動として、最も適切なものはどれか。
- A:業務の成果だけに厳しく目を光らせ、人間関係は無視すること
- B:部下の悩みや意見に耳を傾け、良好なコミュニケーションの場を作ること
- C:部下の能力に関係なく、一律のノルマを課すこと
- D:他部署との対立を煽り、チーム内の結束を強めること
- E:リーダーの個人的な感情で、部下の評価を毎日変えること
【第28問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:これはP機能の説明であるため不適切。
・B:M機能(Maintenance)は集団内の調和や人間関係の維持・強化であり、傾聴や対話を通じた信頼構築がこれに該当するため正解。
・C・E:これらは組織や部下の不信感を招く行動であり不適切。
・D:対立を煽ることは組織の維持を妨げるため不適切。
問29:コンティンジェンシー理論において、状況がリーダーにとって「好意的ではない」と判断される場合、求められるリーダー像はどれか。
- A:人間関係を重視するスタイルで、部下を慰めること
- B:業務指示を優先し、リーダーが主導権を握って厳格に統制するスタイル
- C:すべての意思決定を部下に丸投げすること
- D:何もしないこと
- E:部下の意向をすべて受け入れ、リーダーとしての意見を言わないこと
【第29問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:状況が好意的な場合には有効だが、好意的でない場合にはまず業務統制が必要なため不適切。
・B:状況が非常に好意的あるいは非常に非好意的な場合、タスク重視(指示型)のリーダーシップが有効であるとするのがフィードラーの理論の定説であるため正解。
・C・D・E:これらの行動は状況悪化を招くリスクがあり不適切。
問30:変革型リーダーシップにおける「知的刺激(Intellectual Stimulation)」とは、どのようなアプローチを指すか。
- A:部下に答えを教え、暗記させること
- B:部下に対して既存のやり方を疑い、新しい解決策や創造的なアイデアを考えるよう促すこと
- C:リーダー自身がすべてのアイデアを出し、部下はそれを実行する機械になること
- D:部下の知的能力をテストで測り、ランキングをつけること
- E:部下の考えを批判し、リーダーの考えに絶対服従させること
【第30問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:ティーチングの枠組みであり変革型ではないため不適切。
・B:知的刺激は、現状を再評価させ、クリエイティブな思考や革新的なアプローチを部下に奨励することで、組織を変革する力を引き出す手法であるため正解。
・C:リーダーへの依存を強めるため不適切。
・D:ランキングは競争を促すが知的刺激とは質が異なるため不適切。
・E:批判と服従は創造性を阻害するため不適切。

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