問11:SL理論(状況適応型リーダーシップ)において、部下の成熟度が「高い」場合のリーダーの適切な行動はどれか。
- A:細かな指示を行い、やり方を教え込む
- B:指示は最小限にし、部下に権限を委譲して任せる
- C:指示と支援を両方とも手厚く行う
- D:部下のやる気だけを重点的にケアする
- E:罰則を設けてミスを厳しく監視する
【第11問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:指示型行動は成熟度が低い部下向けであり不適切。
・B:SL理論では、部下が仕事の能力もやる気も高い成熟した状態であれば、リーダーは細かな介入を控える「委譲型」のスタイルをとるのが最も効果的であるため正解。
・C:手厚い介入は、成熟した部下にとってはかえって過干渉(マイクロマネジメント)となるため不適切。
・D:成熟した部下には心理的支援だけでなく業務的な自律も促すべきであり不適切。
・E:監視や罰則はSL理論が推奨するスタイルではなく不適切。
問12:リーダーシップにおける「P機能」と「M機能」を組み合わせた「PM理論」において、理想とされるスタイルはどれか。
- A:P機能もM機能も低いスタイル
- B:P機能は高いが、M機能が低いスタイル
- C:P機能は低いが、M機能が高いスタイル
- D:P機能もM機能も高い「PM型」スタイル
- E:どちらの機能も適宜使い分けず、常にM機能だけを重視するスタイル
【第12問:正解と解説】
正解:D
【解説】
・A:リーダーシップが発揮されていない状態であり不適切。
・B:目標達成には強いが、人間関係が疎かになるリスクがあるため不適切。
・C:人間関係は良好だが、目標達成力が不足するリスクがあるため不適切。
・D:三隅二不二が提唱したPM理論では、目標達成機能(P)と集団維持機能(M)の両方をバランス良く、高いレベルで備えたリーダーが最も理想的であるとされるため正解。
・E:両機能のバランスが重要であり不適切。
問13:コーチング型リーダーシップにおいて、リーダーの主な役割はどれか。
- A:部下に答えを教え、その通りに実行させること
- B:部下の目標を勝手に設定し、進捗を強制管理すること
- C:対話を通じて部下自身に気づきを与え、自律的な解決を促すこと
- D:部下の意見を聞かず、リーダー自身の成功体験を押し付けること
- E:ミスをした部下を公衆の面前で厳しく叱責し、反省を促すこと
【第13問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:答えを教えるのはティーチング型でありコーチングとは異なるため不適切。
・B:強制管理はコーチングの精神に反するため不適切。
・C:コーチングの本質は、問いかけや傾聴を通じて部下の内発的な気づきを引き出し、自ら考え行動する自律的な成長を支援することであるため正解。
・D:押し付けは成長を阻害するため不適切。
・E:叱責はコーチングの対話環境を破壊するため不適切。
問14:カリスマ的リーダーシップにおいて、リーダーが持つ強い影響力の源泉はどこにあるか。
- A:厳格な事務規定を定めて守らせること
- B:リーダー自身の非凡な魅力、ビジョン、超人的な洞察力に対する部下の心酔
- C:部下に対して金銭的なボーナスを確実に支払うこと
- D:年功序列に従って平等に配慮すること
- E:組織のITインフラを整備すること
【第14問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:事務規定は権限による管理でありカリスマ性とは無関係のため不適切。
・B:カリスマ的リーダーシップは、リーダー個人の卓越した魅力、強い信念、ビジョンによって周囲を惹きつけ、熱狂的な支持や心酔を引き出すリーダーシップであるため正解。
・C:金銭は取引型リーダーシップの手段でありカリスマ性とは別物であるため不適切。
・D:年功序列は組織の慣行であり個人のカリスマ性とは直接関係しないため不適切。
・E:IT整備はリーダーシップの型そのものではないため不適切。
問15:リーダーシップにおける「信頼」を構築するために最も重要な行動はどれか。
- A:自分に都合の良い情報だけを部下に伝えること
- B:言葉と行動を一致させ、一貫性を持って誠実に対応すること
- C:自分の失敗はすべて部下のせいにすること
- D:部下とプライベートな付き合いを強要すること
- E:他人の陰口を言って、部下との仲を深めること
【第15問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:情報の隠蔽は不信感を生むため不適切。
・B:信頼構築の基盤は、言動の一致、公平な扱い、誠実さ、一貫性にあるため正解。
・C:責任転嫁はリーダーへの信頼を破壊するため不適切。
・D:プライベートの強要はハラスメントリスクがあり信頼とは異なるため不適切。
・E:陰口は組織の信頼関係を損なうため不適切。

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