重要度:B 論点:競争均衡の効率性
問21:完全競争市場の均衡における総余剰と資源配分について正しいものはどれか(市場の失敗がない前提)。
- A:総余剰が最大化され資源配分が効率的になる。需給の交点で死荷重が生じず効率的な配分が実現する。
- B:生産者余剰のみが最大化され、消費者余剰は最小化される。
- C:総余剰は最大化されず、常に死荷重が発生する。
【第21問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。完全競争均衡では総余剰が最大化され効率的である。【試験対策】市場の失敗がなければ競争均衡は効率的(厚生経済学の第一定理の含意)。
・B:競争均衡は消費者・生産者双方の余剰を含む総余剰を最大化するもので、一方のみの最大化ではない。
・C:市場の失敗がなければ競争均衡で死荷重は生じず、総余剰は最大化される。
関連過去問:基礎知識
重要度:A 論点:価格上限規制(家賃規制)
問22:均衡価格より低い水準に価格の上限を定める規制の影響として正しいものはどれか。
- A:超過供給(売れ残り)を生み、取引量が減って死荷重が発生する。
- B:超過需要(品不足)を生み、取引量が減って死荷重が発生する。家賃規制はこの例で供給不足を招く。
- C:取引量にも余剰にも影響せず、価格だけが下がる。
【第22問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:価格上限規制が生むのは超過需要(品不足)で、超過供給は価格下限規制の帰結である。
・B:正解はBです。均衡価格より低い価格上限は超過需要(品不足)を生む。【試験対策】価格上限(均衡未満)→品不足・死荷重。下限規制(超過供給)と区別。
・C:実効的な価格上限は取引量を減らし死荷重を生むため、余剰に影響しないとはいえない。
関連過去問:R5,問13
重要度:B 論点:価格下限規制
問23:均衡価格より高い水準に価格の下限を定める規制の影響として正しいものはどれか。
- A:超過供給を生む。最低賃金はこの例で、失業(労働の売れ残り)を生じさせうる。
- B:取引量にも余剰にも影響せず、価格だけが上がる。
- C:超過需要(品不足)を生む。最低賃金はこの例で、人手不足を生じさせうる。
【第23問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。均衡価格より高い価格下限は超過供給を生む。【試験対策】価格下限(均衡超)→超過供給。最低賃金→失業(労働の売れ残り)。
・B:実効的な価格下限は超過供給と死荷重を生むため、余剰に影響しないとはいえない。
・C:価格下限規制が生むのは超過供給で、超過需要は価格上限規制の帰結である。
関連過去問:基礎知識
重要度:B 論点:従量税と死荷重
問24:財1単位あたりに課される従量税の取引量と総余剰への影響として正しいものはどれか。
- A:取引量にも総余剰にも影響を与えない。税は消費者と生産者の間で完全に相殺されるためである。
- B:取引量を増やし総余剰を最大化する。税収が新たな余剰を生むためである。
- C:取引量を減らし死荷重を生む。税は需給曲線の間に楔を打ち込み、総余剰を政府税収と死荷重に分ける。
【第24問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:従量税は取引量を減らし死荷重を生むため、余剰に影響しないとするのは誤り。
・B:従量税は取引量を減らすもので、増やして総余剰を最大化するのではない。
・C:正解はCです。従量税は取引量を減らし死荷重を生む。【試験対策】税は楔を打ち込み総余剰を税収と死荷重に分ける。負担帰着は弾力性の小さい側が重い。
関連過去問:基礎知識
重要度:A 論点:需要の価格弾力性の計算
問25:価格が10%下落したとき需要量が20%増加した。需要の価格弾力性はいくらか。また弾力的か非弾力的か。
- A:2で弾力的。弾力性=|20%÷10%|=2。1より大きいため弾力的で、値下げで支出総額が増える。
- B:0.5で非弾力的。弾力性=|10%÷20%|=0.5。
- C:10で弾力的。弾力性=20%−10%=10。
【第25問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。弾力性=需要量の変化率÷価格の変化率=20÷10=2で弾力的。【試験対策】分子は需要量、分母は価格。逆数や差にしない。
・B:分子分母が逆で、需要量の変化率÷価格の変化率=2が正しい。
・C:弾力性は変化率どうしの比で求めるもので、差ではない。
関連過去問:R7,問13

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