問21:国際取引における代理店(Agent)と販売店(Distributor)の違いとして正しいものはどれか。
- A:代理店は自己の名と計算で買い取り、販売店は仲介・代理する
- B:いずれも在庫リスクを負わない
- C:代理店は本人のために契約締結を仲介・代理し、販売店は自己の名と計算で買い取って再販売する
【第21問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:代理店が仲介・代理、販売店が自己の名と計算で買い取るのであり、逆に述べているため誤り。
・B:在庫リスクや代金回収リスクを負うのは販売店であるため、いずれも負わないとするのは誤り。
・C:正解はCです。代理店は本人のために契約締結を仲介・代理する者、販売店は自己の名と計算で商品を買い取って再販売する者。【試験対策】在庫リスクや代金回収リスクを負うのは販売店である。
関連過去問:R4,問17
問22:独占販売権を与える契約で定められることが多い義務と注意すべき現地法規についての記述として正しいものはどれか。
- A:秘密保持義務のみが定められる
- B:販売努力義務や最低購入数量が定められることが多く、現地の代理店保護法や競争法が問題になる
- C:義務は一切定められず現地法規も問題にならない
【第22問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:独占販売契約では販売努力義務や最低購入数量等も定められるため、秘密保持義務のみとするのは誤り。
・B:正解はBです。独占販売契約では販売努力義務や最低購入数量が定められることが多く、現地の代理店保護法や競争法が問題になる。【試験対策】現地法規の確認が重要である。
・C:独占販売契約では販売努力義務等が定められ現地法規も問題になるため、一切問題にならないとするのは誤り。
関連過去問:R4,問17
問23:国際取引で、裁判ではなく当事者が選んだ仲裁人に紛争を判断してもらう手続を何といい、その判断を何というか。
- A:訴訟といい、その判断を判決という
- B:調停といい、その判断を調停案という
- C:仲裁といい、その判断を仲裁判断という
【第23問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:訴訟は裁判所による手続であり、当事者が選んだ仲裁人による仲裁とは異なるため誤り。
・B:調停は第三者が合意を仲介する手続であり、仲裁人が拘束力ある判断を下す仲裁とは異なるため誤り。
・C:正解はCです。仲裁は当事者が選んだ仲裁人に紛争を判断してもらう手続で、判断を仲裁判断という。【試験対策】原則一審制で非公開性・中立性に利点があるとされる。
関連過去問:R7,問8
問24:外国で下された仲裁判断の承認・執行についての記述として正しいものはどれか。
- A:各国で承認・執行される仕組みがなく裁判の方が有利である
- B:ニューヨーク条約により、加盟国では一定の拒絶事由がない限り、外国仲裁判断の承認・執行が認められやすい
- C:外国仲裁判断は日本では一切執行できない
【第24問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:外国仲裁判断については、ニューヨーク条約により国際的な承認・執行の仕組みが整えられているため誤り。
・B:正解はBです。ニューヨーク条約により、外国仲裁判断は加盟国で承認・執行されやすい。ただし、仲裁合意の無効、公序違反など一定の拒絶事由がある場合は承認・執行が拒まれることがある。【試験対策】仲裁が国際取引で使われる大きな理由である。
・C:外国仲裁判断も、要件を満たせば日本で承認・執行されうるため誤り。
関連過去問:R7,問8
問25:貨物や技術の輸出で安全保障上の観点から許可が必要となる規制を一般に何というか。
- A:安全保障貿易管理(輸出管理)
- B:信用状取引
- C:インコタームズ
【第25問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正解はAです。安全保障貿易管理(輸出管理)は外為法に基づき、リスト規制・キャッチオール規制がある。【試験対策】安全保障上の観点からの輸出許可制度である。
・B:信用状取引は代金決済の方式であり、安全保障上の輸出規制とは異なるため誤り。
・C:インコタームズは費用負担・危険移転を定める取引条件であり、安全保障上の輸出規制とは異なるため誤り。
関連過去問:R3,問17

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