問6:流通戦略における「開放的流通(インテンシブ・ディストリビューション)」を選択すべき製品の特性として、最も適切なものはどれか。
- A:高価格な高級腕時計やオーダーメイドのスーツ
- B:購入頻度が高く、消費者が身近な場所で手軽に購入することを好む日用品(飲料、菓子、洗剤など)
- C:高度な技術的説明や専門的なアフターサービスを要する産業用ロボット
- D:デザイナーによる一点物のファッションアイテム
- E:希少価値が高く、特定の店舗でしか販売されない限定品
【第6問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A・C・D・E:これらは専売的流通や選択的流通が適しており、開放的流通とは対照的な製品です。
・B:開放的流通は、可能な限り多くの流通チャネルを通じて製品の露出を最大化する戦略であり、消費者がどこでも購入できる利便性を重視する日用品に適しているため正解。
問7:プロモーションの「プル戦略」を強化するために用いられる代表的な手法はどれか。
- A:小売店に対して棚割りの改善や販売奨励金(リベート)を支払うこと
- B:テレビCMやSNS広告を通じた消費者への直接的なブランド想起・需要喚起
- C:卸売業者への営業担当者の訪問強化
- D:流通業者向けの展示会でのデモンストレーション
- E:在庫管理システムの共同利用による配送効率化
【第7問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A・C・D:これらは流通業者への働きかけ(プッシュ戦略)に該当します。
・E:これらはロジスティクスの効率化施策であり、プロモーションそのものではありません。
・B:プル戦略は、広告宣伝などを通じて消費者の購買意欲を直接的に高め、指名買いを促すことで流通業者に製品を置かせる(引っ張る)戦略であり、消費者への直接的な働きかけが核心であるため正解。
問8:価格戦略における「価格の心理的効果」として、「アンカリング効果」を利用した価格設定とはどのようなものか。
- A:最初に高い価格(基準点)を提示し、その後に割引価格を提示することで、割引後の価格を実際よりお得に感じさせること
- B:価格を端数にする(例:998円)ことで、1000円より大幅に安く感じさせること
- C:競合他社より常に低い価格を設定すること
- D:製品ごとに価格を全く同じに揃えること
- E:時期によって価格を自動的に変動させること
【第8問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・B:これは「端数価格」という心理的効果です。
・C・D・E:これらはアンカリングとは直接関係ありません。
・A:人間は最初に提示された情報(アンカー)を基準に後の情報の価値を判断する性質があり、これを利用して「元値」を見せることでお得感を強調する手法であるため正解。
問9:サービス・マーケティングにおける「7P」のうち、従来の4P(製品・価格・流通・販売促進)に追加された3つの要素はどれか。
- A:Productivity(生産性)、Profitability(収益性)、Performance(業績)
- B:People(人)、Process(プロセス)、Physical Evidence(物理的証拠)
- C:Planning(計画)、Placement(配置)、Positioning(ポジショニング)
- D:Purpose(目的)、People(人)、Policy(方針)
- E:Profit(利益)、Promotion(販売促進)、Publicity(広報)
【第9問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・B:形のないサービスは提供する「人」やその提供「プロセス」、信頼性を裏付ける「物理的証拠」が不可欠であるため、これらが4Pに追加されたため正解。
問10:製品戦略の「共食い(カニバリゼーション)」が発生した際、マーケティング・ミックスの修正として適切な考え方はどれか。
- A:カニバリゼーションを起こしている新製品の広告をさらに増やす
- B:既存製品と新製品のターゲット層や提供価値(ベネフィット)を再定義し、明確な棲み分けを行う
- C:既存製品の販売を即座に中止する
- D:新製品の価格を既存製品と同じにする
- E:両製品の広告を完全に停止する
【第10問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・B:共食いはポートフォリオ全体の利益を損なうため、製品間の役割分担(ポジショニング)を明確にし、異なる顧客ニーズに対応するよう4Pを再調整することが基本的な修正方針であるため正解。

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