企業経営理論 ⑨応用編_マーケティング・ミックス11問〜15問

問11:価格戦略において、既存顧客のロイヤリティが高い場合に「プレミアム価格」を設定する際の最も重要な成功要因はどれか。

  • A:競合他社よりも必ず安く販売する価格設定
  • B:価格以上の「心理的付加価値」や「機能的価値」を顧客が明確に認識していること
  • C:広告費を抑えてコストを削ること
  • D:流通チャネルを制限せず、どこでも購入できるようにすること
  • E:製品のパッケージを頻繁に変更すること
【第11問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・B:プレミアム価格は、その価格を支払うことに納得感(知覚価値)があるからこそ成立するため、顧客がその価格に見合う価値を確信していることが最大の成功要因です。他はプレミアム価格の戦略とは逆行するか、関連が薄い要素です。


問12:マーケティング・ミックスの「4P」における「流通(Place)」戦略で、オンラインとオフラインを統合する「OMO(Online Merges with Offline)」戦略の根本的な思想はどれか。

  • A:オンライン販売を停止し、実店舗に集中すること
  • B:実店舗を停止し、オンライン販売に特化すること
  • C:顧客体験において、オンラインとオフラインの境界を意識させず、データに基づいた一貫した体験を提供すること
  • D:オンラインと実店舗で異なる価格を設定すること
  • E:配送コストを全て企業が負担すること
【第12問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・C:OMOは、単なるチャネルの併用ではなく、デジタルとリアルを融合させ、顧客データに基づいたシームレスな購買体験を作り出すことが核心です。


問13:プロモーション戦略において、インフルエンサー・マーケティングを活用する際、企業が「信用」を損なうリスクとして最も警戒すべきものはどれか。

  • A:インフルエンサーのフォロワー数が多すぎること
  • B:製品の機能説明が細かすぎること
  • C:広告であることを隠して好意的なレビューをさせる「ステマ(ステルスマーケティング)」を行うこと
  • D:広告予算が低すぎること
  • E:製品のロゴが小さすぎること
【第13問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・C:ステマは消費者の信頼を根本から破壊する行為であり、法的なリスクのみならずブランド価値を回復不能なまでに毀損します。


問14:製品戦略において「製品のモジュール化」を進めることの最大の戦略的メリットはどれか。

  • A:製品の見た目を完全に同じにすること
  • B:特定の部品(モジュール)を入れ替えるだけで多様なバリエーションを低コストで開発できるため、市場ニーズに迅速に対応できること
  • C:部品の数を減らす必要がなくなること
  • D:原材料の価格を無視できること
  • E:広告費を抑えられること
【第14問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・B:モジュール化により標準化された部品を組み合わせることで、開発期間の短縮と多様な製品展開を同時に実現でき、市場変化への適応力が飛躍的に高まります。


問15:価格戦略で「フリーミアム」を採用するビジネスモデルにおいて、収益を確保するための条件として適切なものはどれか。

  • A:無料ユーザーが非常に少なく、有料ユーザーが圧倒的に多いこと
  • B:製品が壊れやすく、修理費で儲けること
  • C:無料ユーザーの体験価値を損なわず、有料版で「明確な付加価値」を提供し、無料から有料への転換率を維持すること
  • D:すべての機能を手数料なしで無料で提供すること
  • E:製品を売る場所を特定の地域に限定すること
【第15問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・C:フリーミアムは、無料ユーザーで市場認知(ネットワーク効果)を拡大し、一部の熱心なユーザーが有料版へと移行することで成り立つビジネスモデルです。有料版への強い動機付けが不可欠です。


コメント

タイトルとURLをコピーしました