企業経営理論⑥初級編_モチベーション16問〜20問

問16:ハーズバーグの二要因理論において、「衛生要因」の具体例として適切なものはどれか。

  • A:仕事の達成感
  • B:仕事そのものの面白さ
  • C:昇進の機会
  • D:会社の労働条件や給与
  • E:仕事における個人の成長
【第16問:正解と解説】

正解:D
【解説】
・A・B・C・E:これらは仕事そのものに関わる「動機付け要因」であり、満足感を高める要素であるため不適切。
・D:労働条件、給与、人間関係、物理的環境などは「衛生要因」と呼ばれ、満たされないと不満が生じるが、満たされても満足感(モチベーション向上)に直結するわけではないため正解。


問17:期待理論において、「誘意性(Valence)」が最も高い状態とはどういうことか。

  • A:報酬そのものが自分にとって非常に魅力的であると感じている
  • B:努力が必ず報われると確信している
  • C:自分の仕事が他者から高く評価されていると感じている
  • D:チームの人間関係が良好である
  • E:現在の仕事が非常に簡単である
【第17問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:誘意性(価)とは、成果として得られる報酬が、その人にとってどれだけ魅力的かという「価値」を指すため正解。
・B:これは「期待」の説明であるため不適切。
・C・D・E:これらはモチベーションに影響を与える要素ではあるが、期待理論における誘意性の定義そのものではないため不適切。


問18:目標設定理論において、目標達成のために不可欠な「フィードバック」が果たす役割として適切なものはどれか。

  • A:現在の自分の進捗を把握し、必要に応じて努力や戦略を修正する手助けをする
  • B:目標を強制的に高く書き換えるために使われる
  • C:上司が部下を厳しく叱責するための材料とする
  • D:部下のやる気をそぐために情報を隠すこと
  • E:報酬を支払うための判断のみに活用する
【第18問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:フィードバックは現在のパフォーマンスと目標とのギャップを認識させ、目標達成に向けた行動修正を促すため正解。
・B・C・D・E:これらは目標設定の主旨やモチベーション向上という理論の目的から逸脱しているため不適切。


問19:外発的動機付けに頼りすぎた場合、長期的に生じる可能性のある弊害として適切なものはどれか。

  • A:仕事に対する自律的な興味や探究心が減退し、報酬がないと動かなくなる「アンダーマイニング効果」
  • B:仕事の質が劇的に向上し続ける
  • C:従業員の創造性が無限に高まる
  • D:職場が常に活気に満ち溢れるようになる
  • E:モチベーションが永遠に維持される
【第19問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:外発的動機付け(報酬など)を過度に与えると、本来持っていた内発的な興味が低下する現象を「アンダーマイニング効果」と呼び、モチベーション管理における重要な注意点であるため正解。
・B・C・D・E:これらは外発的動機付けに頼りすぎた場合の肯定的な結果として挙げられているが、実際には長期的な維持や創造性には否定的な側面が強いため不適切。


問20:自己効力感を高めるために最も有効な方法はどれか。

  • A:自分の能力を無視して、過大な目標を立てること
  • B:過去の成功体験を振り返り、小さな成功を積み重ねること
  • C:他人と比較して自分の劣っている点を探すこと
  • D:失敗した時に自分を強く責めること
  • E:誰の助けも借りずに全ての仕事を一人で抱え込むこと
【第20問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:達成不可能な目標は効力感を下げさせるため不適切。
・B:自己効力感は「遂行達成(過去の成功体験)」によって最も高まるため正解。
・C:他人との比較は、劣等感を生み効力感を下げる可能性があるため不適切。
・D:自責は効力感にとってマイナス要因であるため不適切。
・E:孤立は効力感の向上に直接つながらず、むしろ負荷を増やすため不適切。


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