問6:コア・コンピタンス経営が推進される主な目的はどれか。
- A:短期的な株価上昇を最大化すること
- B:顧客に独自の価値を提供し、持続的な競争優位を築くこと
- C:競合他社を買収して市場シェアを独占すること
- D:社内の事務手続きを効率化してコストを削減すること
- E:広告費を増額してブランド認知度を向上させること
【第6問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:株価は結果であり、コア・コンピタンス経営の主目的ではないため不適切。
・B:顧客に対して他社には真似できない独自の価値を提供し続けることで、長期的な競争優位を確立することが主目的であり正解。
・C:買収は手法の一つであり得るが、それ自体がコア・コンピタンス経営の目的そのものではないため不適切。
・D:業務効率化は手段の一部であり、経営全体の目的としては不十分。
・E:ブランド認知は活動の結果として高まるものであり、手法論に過ぎないため不適切。
問7:コア・コンピタンスの概念を広めた著書『コア・コンピタンス経営』の著者は誰か。
- A:フィリップ・コトラー
- B:マイケル・ポーター
- C:ゲイリー・ハメルとC.K.プラハラード
- D:ピーター・ドラッカー
- E:ヘンリー・ミンツバーグ
【第7問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:マーケティングの権威として知られるが、本著の著者ではないため不適切。
・B:競争戦略論(ファイブフォース分析等)で有名だが、コア・コンピタンスの提唱者ではないため不適切。
・C:ゲイリー・ハメルとC.K.プラハラードがハーバード・ビジネス・レビュー等で提唱し、後に『コア・コンピタンス経営』としてまとめられたため正解。
・D:マネジメントの父と呼ばれるが、コア・コンピタンスという用語の直接的な提唱者ではないため不適切。
・E:経営戦略のプロセス研究で有名だが、本コンセプトの提唱者ではないため不適切。
問8:コア・コンピタンスと「製品」の違いについて適切な説明はどれか。
- A:コア・コンピタンスは結果であり、製品は源泉である
- B:製品は市場で販売されるが、コア・コンピタンスは販売されない
- C:コア・コンピタンスは短期的に変わりやすく、製品は長期的に安定している
- D:製品は自社開発する必要があるが、コア・コンピタンスは外部から購入できる
- E:両者に違いはなく、同じ意味で使用される
【第8問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:関係性が逆であり、コア・コンピタンスが源泉、製品は成果物であるため不適切。
・B:製品はエンドユーザーに販売する対象だが、コア・コンピタンスは企業内部に蓄積された能力であり、そのまま市場で販売するものではないため正解。
・C:コア・コンピタンスは長期的な蓄積であり、製品は市場の変化に応じて短期間で入れ替わるべきものなので不適切。
・D:コア・コンピタンスは組織内での長年の学習により築かれるものであり、外部購入は不可能。
・E:概念として明確に区別されており、同じ意味ではないため不適切。
問9:コア・コンピタンスの「応用範囲の広さ」が企業の多角化において重要な理由はどれか。
- A:既存事業の売上を強制的に減らすため
- B:異なる市場や製品群に対しても競争優位を横展開できるから
- C:広告費を全社で一括管理しやすくするため
- D:法的な規制を回避して市場を独占するため
- E:従業員の異動を極力減らすため
【第9問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:既存事業の縮小は目的ではないため不適切。
・B:一つの強み(コア・コンピタンス)を複数の異なる製品や市場に応用することで、新規事業でも迅速に競争優位を構築できるため正解。
・C:広告費の管理効率化は副次的な効果であり、経営戦略上の多角化の根拠としては不適切。
・D:独占を目的にするものではなく、競争上の優位を構築することが目的であるため不適切。
・E:異動を減らすことが目的ではなく、むしろ能力の活用範囲を広げることが本質であるため不適切。
問10:コア・コンピタンスの蓄積において、「暗黙知」が果たす役割として適切なものはどれか。
- A:マニュアル化しやすく、誰でもすぐに再現できること
- B:競合他社が簡単にコピーできる情報の源泉であること
- C:形式知には現れない、組織特有のノウハウや経験であること
- D:外部のコンサルタントが容易にデータ化できること
- E:会計帳簿に記載できる資産価値のこと
【第10問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:暗黙知はマニュアル化が困難な知識であり、再現性は容易ではないため不適切。
・B:暗黙知は移転・模倣が困難であるため競争優位の源泉となるので不適切。
・C:言語化や数値化が難しい個人のスキルや経験、組織の文化的なノウハウが蓄積されたものが暗黙知であり、これが模倣困難性の鍵となるため正解。
・D:外部からのデータ化は困難な知識の性質であるため不適切。
・E:会計上の資産は形式知に近いものであり、暗黙知とは異なるため不適切。

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