企業経営理論 ⑩応用編_消費者行動論21問〜25問

問21:消費者行動論において、製品の使用によって「自分はどう見えるか」という、自己イメージの表現に関わる消費動機を何と呼ぶか。

  • A:機能的動機
  • B:象徴的動機
  • C:経済的動機
  • D:物理的動機
  • E:技術的動機
【第21問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:機能的動機は、製品の性能や実用的なメリット(例:よく切れる包丁、長持ちする靴)を重視する動機であり、自己イメージの表現とは異なるため不適切です。
・B:象徴的動機は、所有物を通じて自己のアイデンティティや社会的地位、ライフスタイルを周囲に対して表現しようとする心理的欲求を指すため正解です。
・C:経済的動機は、コストパフォーマンスや金銭的な節約を重視する動機であり、自己のイメージ構築とは異なります。
・D:物理的動機は、製品のサイズや重量などの物理特性に基づく欲求であり、自己イメージの表現という心理的側面とは異なります。
・E:技術的動機は、製品の持つ技術革新性やスペックへの関心を指すものであり、自己のアイデンティティ表現とは異なります。


問22:消費者が製品を購入する際に「この店なら安心だ」「いつもここで買っている」と選ぶ店を何と呼ぶか。

  • A:不満店
  • B:競合店
  • C:パトロン店(パトロネージュ)
  • D:仮説店
  • E:新規開拓店
【第22問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:不満店は、消費者が次回の利用を避けようとする店舗を指し、信頼して選ぶ対象ではないため不適切です。
・B:競合店は、自社製品を販売している店舗ではなく、他社との競争関係にある店舗を指すため不適切です。
・C:パトロネージュ(パトロン店)は、顧客が特定の店に対して信頼や愛着を持ち、継続的に利用する店舗のことを指すため正解です。
・D:仮説店という用語は消費者行動論の店舗選択の分類として一般的ではありません。
・E:新規開拓店は、顧客が新しい店舗を探す際の行動を指すものであり、既に定着した信頼関係を指す用語ではありません。


問23:消費者行動において「情報の非対称性」とはどのような状態を指すか。

  • A:店舗と顧客の距離が離れていること
  • B:価格がどこでも同じであること
  • C:売り手の方が買い手よりも製品についての情報を多く持っている状態
  • D:在庫がなくなること
  • E:広告費がゼロになること
【第23問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:地理的な距離は情報の非対称性とは直接関係がないため不適切です。
・B:価格の同一性は情報の非対称性とは異なる市場構造の議論です。
・C:売り手が製品の品質や詳細について情報優位にある一方で、買い手(消費者)がそれらを十分に把握できていない不均衡な状態を指すため正解です。
・D:在庫の有無は供給状況の問題であり、情報格差を指す概念ではありません。
・E:広告費の多寡は企業のマーケティング戦略の問題であり、情報非対称性の定義とは異なります。


問24:消費者行動において、特定のブランドに対する「好意的な態度」を形成するプロセスのうち、過去の購入体験に基づくものを何と呼ぶか。

  • A:直接的経験
  • B:広告による刷り込み
  • C:価格情報の収集
  • D:競合分析
  • E:店舗設計
【第24問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:実際に製品を使用・購入したという「直接的経験」は、消費者の態度形成において最も強く、信頼性の高い根拠となるため正解です。
・B:広告による刷り込みは、間接的な情報源に基づく態度形成であり、過去の購入体験そのものとは異なるため不適切です。
・C:価格情報の収集は、購買前の比較・検討段階の行動であり、態度形成の基盤となる経験とは異なります。
・D:競合分析は企業のマーケティング行動であり、消費者が行う個人的な態度形成プロセスではありません。
・E:店舗設計は小売側の環境要因であり、個人の購入経験に基づく態度形成とは異なります。


問25:消費者行動における「製品の付加価値」とは、何を指すか。

  • A:製品の基本機能に加えて、ブランド、アフターサービス、保証、イメージなどによって顧客が感じる「追加的な価値」
  • B:製品の製造原価
  • C:製品を売るための店舗の家賃
  • D:広告代理店への支払い
  • E:製品そのもののサイズ
【第25問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:付加価値とは、製品の基本的な機能(中核製品)を超えて、顧客がそのブランドやサービス全体から得られる満足感や特別感を指すため正解です。
・B:製造原価は製品を生産するためのコストであり、顧客が享受する心理的な付加価値とは異なるため不適切です。
・C:店舗家賃は販売にかかるコストであり、製品自体が持つ顧客への価値提供の仕組みとは異なります。
・D:広告代理店への支払いはプロモーションにかかるコストであり、付加価値という概念の定義とは異なります。
・E:製品のサイズは物理的・機能的な属性の一部であり、付加価値という「追加的な価値」という概念の定義とは異なるため不適切です。


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