企業経営理論 11初級編_ブランド戦略1問〜5問

問1:ブランド・エクイティの構成要素として一般的でないものはどれか。

  • A:ブランド認知度
  • B:ブランド連想
  • C:製品の原材料コスト
  • D:知覚品質
  • E:ブランド・ロイヤルティ
【第1問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:ブランド認知度はアーカーのブランド・エクイティ4要素の第一要件であり、構成要素として適切です。
・B:ブランド連想はブランドの差別化を生む心理的資産であり、構成要素として適切です。
・C:原材料コストはブランド価値とは無関係なコスト情報であり、ブランド・エクイティの構成要素には含まれないため正解です。
・D:知覚品質はプレミアム価格を支えるエクイティの中核要素であり、構成要素として適切です。
・E:ブランド・ロイヤルティはエクイティの核心であり最も重要な構成要素として適切です。


問2:ブランド・ロイヤルティが高い顧客の特徴として最も適切なものはどれか。

  • A:価格が高くてもそのブランドを選好し続け、他社への乗り換えが少ないこと
  • B:価格が多少高くても品質を重視して慎重に比較検討してから購買を決める傾向があること
  • C:新製品の情報に敏感で常に最新・改良版への乗り換えを積極的に検討すること
  • D:複数ブランドを並行して使用し状況に応じて最適なブランドを柔軟に選択すること
  • E:割引クーポンや特売情報を活用しながら同一カテゴリー内で最安値のブランドを選ぶこと
【第2問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:ロイヤルティの定義である「選好と継続購入」に合致するため適切です。
・B:慎重な比較検討は高関与購買の特徴だがロイヤルティの高い顧客は比較検討を省略して同一ブランドを選び続ける傾向があるため不適切です。
・C:新製品への積極的乗り換え傾向はイノベーター層の特徴であり特定ブランドへの継続的選好を示すロイヤルティの定義とは異なり不適切です。
・D:複数ブランドの並行使用はマルチブランド購買行動であり一つのブランドへの強い選好・継続購買というロイヤルティとは異なり不適切です。
・E:最安値志向の購買は価格感応度が高い状態であり価格が高くてもそのブランドを選ぶというロイヤルティとは逆の行動であり不適切です。


問3:「ブランド認知」を高めることの直接的な目的は何か。

  • A:自社製品の価格を競合より高く設定すること
  • B:全製品ラインナップを統一すること
  • C:競合他社のブランド認知を低下させること
  • D:消費者の選択肢(想起集合)に自社ブランドを確実に入れること
  • E:広告費を削減して利益を確保すること
【第3問:正解と解説】

正解:D
【解説】
・A:価格設定はブランド認知の直接的目的ではなく不適切です。
・B:製品の統一はブランド認知向上の直接目的ではなく不適切です。
・C:競合の認知低下は結果として起こりうるが直接的目的ではなく不適切です。
・D:選択肢(想起集合)に入らなければ購買の土俵に立てないため適切です。
・E:広告費削減はブランド認知向上の目的に反するため不適切です。


問4:ブランド・エクイティとは、ブランドという無形資産が持つどのような価値か。

  • A:製品の製造コストの総額
  • B:ブランドが付加されることで生まれる、製品単体以上の付加的な価値
  • C:販売チャネルごとの流通コスト
  • D:自社が保有するオフィス・店舗の不動産価値
  • E:投下した広告宣伝費の累積額
【第4問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:製造コストは有形の費用であり無形資産であるブランド・エクイティとは異なるため不適切です。
・B:ブランドの力による便益の増大を指すため適切です。
・C:流通コストはブランド価値とは別の概念であり不適切です。
・D:不動産価値は有形固定資産であり不適切です。
・E:広告費の累積はコストであり、ブランドが生み出す価値とは別物であるため不適切です。


問5:「知覚品質」がブランド・エクイティに与える影響として適切なものはどれか。

  • A:知覚品質が低いほど価格弾力性が下がり売上が増加すること
  • B:知覚品質は製品の実際の品質と常に一致するため差別化には寄与しないこと
  • C:顧客は価格情報があれば知覚品質を無視して購買を決定すること
  • D:知覚品質は購買後にのみ形成されるため購買意思決定には影響しないこと
  • E:顧客が感じる品質の高さが、高い価格設定を正当化しブランド価値を高めること
【第5問:正解と解説】

正解:E
【解説】
・A:知覚品質が低ければ価格弾力性は上がり売上減少につながるため不適切です。
・B:知覚品質は実際の品質と乖離することがあり、その差こそがブランド差別化の源泉となるため不適切です。
・C:価格情報があっても知覚品質は購買に大きく影響するため不適切です。
・D:知覚品質は購買前から形成され意思決定に影響するため不適切です。
・E:顧客が感じる品質がブランドの価格プレミアムに反映されるため適切です。


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