企業経営理論 ⑨応用編_マーケティング・ミックス21問〜25問

問21:プロモーション戦略において、「クロスメディア戦略」を採用する最大の目的はどれか。

  • A:広告予算を均等に使い切ること
  • B:異なるメディアを組み合わせることで、顧客との接点を多角化し、認知から行動への転換率(コンバージョン)を総合的に高めること
  • C:広告代理店からの提案をすべて受け入れること
  • D:一つのメディアに絞り込み、集中投資すること
  • E:メディアの数を最小限に減らすこと
【第21問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・B:消費者のメディア接触が多様化する中、テレビ、Web、SNS、リアルイベントなどを連動させることで、顧客の購買ジャーニーに沿った最適なタイミングでメッセージを届けることが目的です。


問22:製品戦略における「製品ラインナップ」の分析手法である「製品ポートフォリオ管理(PPM)」を、製品ミックスの最適化に応用する際の視点として適切なものはどれか。

  • A:全ての製品で同じ売上目標を設定すること
  • B:各製品の市場成長率と相対的市場シェアを分析し、収益を生む製品と投資すべき製品の資源配分を最適化すること
  • C:売上の低い製品を即座にすべて廃止すること
  • D:競合製品の数だけ自社製品を増やすこと
  • E:製品の種類を単一にすること
【第22問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・B:PPMの考え方を応用し、自社が抱える製品群を市場の魅力度と自社の競争力の観点から評価することで、全体としてのキャッシュフローと成長性を最大化します。


問23:価格戦略における「価格差別化(プライス・ディスカリミネーション)」を成功させるために、市場をセグメント化する際に不可欠な条件はどれか。

  • A:すべてのセグメントで全く同じ価格を提示すること
  • B:セグメント間で「支払意志額(WTP)」が明確に異なり、セグメント間の転売を実質的に不可能にすること
  • C:競合他社と話し合って価格を固定すること
  • D:すべての顧客に同じクーポンを配ること
  • E:価格を非公開にすること
【第23問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・B:安く買ったものを高く売る「裁定取引(転売)」が発生すると価格差別化は崩壊するため、市場を物理的、あるいは制度的に分離することが必要です。


問24:流通戦略における「プッシュ戦略」において、卸売業者や小売業者に働きかけるために最も重視される「インセンティブ」はどれか。

  • A:製品のロゴデザインを見せること
  • B:販売奨励金(リベート)、販売価格の割引、在庫負担の軽減など、販売側の収益性を向上させる支援策
  • C:競合他社の販売状況を教えること
  • D:広告のポスターを貼ること
  • E:工場の見学ツアーを行うこと
【第24問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・B:流通業者は基本的に収益性を重視するため、自社製品を優先的に取り扱ってもらうためには、彼らの利益に直結する経済的な動機付けが非常に有効です。


問25:サービス・マーケティングの7Pにおいて、「物理的証拠(Physical Evidence)」が重視される理由はどれか。

  • A:サービスは形がなく購入前に評価しにくいため、店舗の雰囲気、制服、証書などの視覚的な要素が顧客の安心感や信頼感を左右するから
  • B:物理的な証拠がないと法律で禁止されているから
  • C:広告費を節約できるから
  • D:製品を売る必要がなくなるから
  • E:従業員の人数を減らせるから
【第25問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:無形のサービスを売る際、顧客は「証拠」を頼りに品質を判断します。環境の清潔さやスタッフの身なりなどが、サービス全体の品質に対する顧客の評価を形作ります。


コメント

タイトルとURLをコピーしました