問16:成長戦略における「M&A(合併・買収)」の目的として、最も不適切なものはどれか。
- A:時間を短縮して市場シェアや経営資源を獲得すること
- B:自社では獲得困難な特許や専門技術、顧客基盤を一挙に取得すること
- C:買収先企業の業績を一切確認せず、直感のみで迅速に投資を行うこと
- D:多角化戦略の一環として、新規事業への参入障壁を突破すること
- E:規模の経済を追求し、コスト競争力を高めること
【第16問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:M&Aの大きな利点であり適切。
・B:特定の技術や基盤の即時獲得はM&Aの主目的の一つであり適切。
・C:事前のデューデリジェンス(資産査定)を怠る直感投資は経営上の重大なリスクであり不適切(=正解)。
・D:新規市場へのスピード感ある参入はM&Aの利点であり適切。
・E:水平統合等による規模の拡大はコスト競争力強化の手段であり適切。
問17:企業が多角化を進める際、既存事業との「シナジー」が生まれやすいケースとして、最も適切なものはどれか。
- A:全く異なるターゲット層を持つ、製品カテゴリも生産技術も異質な分野へ参入する
- B:既存の営業網やブランド力を新規事業の立ち上げに活用できる分野へ参入する
- C:全ての事業を完全に切り離して別々の拠点・システムで運用する
- D:既存の取引先とは一切関係のない新規のサプライヤーのみを開拓する
- E:従業員を全く交流させない方針を徹底する
【第17問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:資源共有が難しく、シナジーが生まれにくい非関連多角化の例であり不適切。
・B:既存の経営資源(営業網、ブランド)を流用することで効率的な相乗効果が見込めるため正解。
・C:交流や共有がないためシナジーが生まれにくく不適切。
・D:取引先の開拓は重要だが、既存資源の活用という観点からはシナジーの直接的説明にならず不適切。
・E:人的交流がない組織間ではノウハウの共有も進まず、シナジーは生まれにくいため不適切。
問18:垂直統合戦略において、最終製品のメーカーが小売機能を自社で保有する「前方統合」を行う際のリスクとして、最も適切なものはどれか。
- A:原材料の調達ルートがなくなること
- B:小売業者(卸売等)との関係が悪化し、既存の流通チャネルを失う可能性があること
- C:生産コストが下がりすぎて利益が出なくなること
- D:顧客の反応が分かりやすくなること
- E:製品開発のスピードが遅くなること
【第18問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:前方統合は川下(顧客側)への統合であり、川上の原材料調達には直接影響しないため不適切。
・B:中抜き行為とみなされ、既存の流通パートナーから反発・排除されるリスクが高く正解。
・C:コストが下がることはメリットでありリスクではないため不適切。
・D:顧客反応の把握はメリットでありリスクではないため不適切。
・E:前方統合は直接販売による市場適応の迅速化を目的とすることが多く、スピード低下は直接的なリスクではないため不適切。
問19:多角化の「範囲

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