企業経営理論②初級編成長戦略_11問〜15問

問11:アンゾフの成長マトリクスにおいて、市場浸透戦略で売上を拡大するための具体的な施策として、最も不適切なものはどれか。

  • A:競合他社からの顧客奪取
  • B:既存顧客への販売量の増加
  • C:新しい製品カテゴリへの新規参入
  • D:既存顧客の購買頻度の向上
  • E:プロモーションの強化による使用機会の創出
【第11問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:市場シェア拡大は市場浸透戦略の一部であり適切。
・B:既存顧客への販売量増加は適切。
・C:新しい製品カテゴリへの参入は「新製品開発」や「多角化」にあたり、市場浸透の施策としては不適切(=正解)。
・D:購買頻度の向上は適切。
・E:使用機会の創出による販売促進は適切。


問12:市場開拓戦略において、製品を変更せずにターゲットを広げる手法として、最も適切なものはどれか。

  • A:全く新しい機能を製品に追加する
  • B:地理的に新しい地域や、異なる属性の顧客層へ販売する
  • C:生産工程を大幅に変更する
  • D:既存の既存顧客に対して販売価格を大幅に引き上げる
  • E:他業種との提携による新製品の開発
【第12問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:製品自体を変えるため、新製品開発戦略に該当し不適切。
・B:製品はそのままに、市場を広げるという新市場開拓戦略の定義であり正解。
・C:生産工程の変更はコスト構造の変化であり、市場開拓とは直接関係せず不適切。
・D:既存顧客への価格引き上げは市場浸透の一手法になり得るが、市場開拓ではないため不適切。
・E:新製品開発戦略にあたり不適切。


問13:新製品開発戦略を推進する際に、既存顧客を対象にするメリットとして最も適切なものはどれか。

  • A:市場の競合を完全に排除できるから
  • B:既存顧客との関係性を活かしたニーズの把握や提案が容易だから
  • C:製品開発のコストが必ずゼロになるから
  • D:多角化戦略が不要になるから
  • E:法規制の影響を受けなくなるから
【第13問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:競合を完全に排除することは困難であり不適切。
・B:顧客基盤を活かすことは新製品開発の成功率を高めるため正解。
・C:開発コストがゼロになることはあり得ず不適切。
・D:新製品開発と多角化は別軸の戦略であり、不要になるわけではないため不適切。
・E:法規制からは逃れられず不適切。


問14:垂直統合戦略のうち、サプライヤー(供給業者)を買収・提携する形態を何と呼ぶか。

  • A:前方統合
  • B:後方統合
  • C:水平統合
  • D:コングロマリット多角化
  • E:集中型多角化
【第14問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:自社の製品を流通させる側(顧客側)への統合であり不適切。
・B:原材料の供給側へ遡る統合であり正解。
・C:同業他社との合併であり不適切。
・D, E:多角化の一形態であり垂直統合ではないため不適切。


問15:前方統合の主な目的として、最も適切なものはどれか。

  • A:原材料の安定調達
  • B:生産コストの劇的な削減
  • C:流通チャネルの支配および顧客接点の強化
  • D:無関連分野へのリスク分散
  • E:競合他社の買収による市場シェアの確保
【第15問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:後方統合の目的であり不適切。
・B:前方統合のみでは直接的な生産コスト削減には繋がりにくく不適切。
・C:流通段階を自社でコントロールし、市場を直接支配するため正解。
・D:コングロマリット多角化の目的であり不適切。
・E:水平統合の目的であり不適切。


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