企業経営理論③初級編_事業ポートフォリオ_16問〜20問

問16:PPMにおいて、シェアは高いが市場成長率が低下してきた事業を「金のなる木」として維持することの経営的意義はどれか。

  • A:全社の売上の大半をその事業のみで賄うため
  • B:将来の投資のための資金源(キャッシュの供給)として利用するため
  • C:市場シェアを独占し、業界団体を支配するため
  • D:その事業の従業員を増やすため
  • E:広告費を最も多く消費するため
【第16問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:特定の事業への依存はリスクであり、ポートフォリオの目的ではないため不適切。
・B:金のなる木の役割は、安定した収益を他事業の成長投資に回すことであり正解。
・C:独占や支配は目的ではないため不適切。
・D:従業員の増加はコスト増を招くため不適切。
・E:広告費を消費することはキャッシュ供給源としての役割と矛盾し不適切。


問17:PPMにおける「負け犬」事業に対し、企業が取るべき戦略として最も適切なものはどれか。

  • A:さらなるシェア拡大を目指し、多額の投資を行う
  • B:撤退するか、あるいはニッチ市場での存続など、資源投下を最小限に抑える
  • C:花形事業へと変貌させるために、経営陣を刷新して大々的なキャンペーンを打つ
  • D:金のなる木へと育てるために、多額の広告費を投入する
  • E:その事業を分社化して上場させる
【第17問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:負け犬への追加投資は効率が悪く不適切。
・B:負け犬は資源を吸収するだけで収益が見込めないことが多いため、撤退や縮小が定石であり正解。
・C:負け犬から花形への変貌は極めて困難であり不適切。
・D:負け犬から金のなる木へ育てることも困難であり不適切。
・E:分社化や上場は戦略的な解決策としては一般的ではなく不適切。


問18:PPM分析を行う際に、事業を「SBU(戦略的事業単位)」に区分する目的は何か。

  • A:従業員の給与体系を統一するため
  • B:各事業の競争環境や戦略を独立して検討・評価できるようにするため
  • C:製品名を変えるため
  • D:工場の場所を移転するため
  • E:会計年度を統一するため
【第18問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:給与体系の統一は人事の課題であり、PPMの目的ではないため不適切。
・B:PPMは戦略的に独立した事業単位で資源配分を行うツールであるため正解。
・C, D, E:これらは事業単位の定義とは直接関係なく不適切。


問19:PPMにおいて、「花形」事業が抱える経営上のジレンマ(問題点)は何か。

  • A:成長しているためにシェアを維持・拡大するための投資負担が大きく、キャッシュが残りにくい
  • B:利益が全く出ていないこと
  • C:市場

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